2008/1/9

●THE MOST SERENE REPUBLIC / POPULATION

> 番組インフォ, 音楽雑談 — サイトウD @ 10:09:13

僕にとって 「国買い」 できるほど素晴らしいバンド/アーティストが揃っているのがカナダ
以前も STARS というバンドをご紹介したことがあります。
その STARS も所属する、
BROKEN SOCIAL SCENE というバンドを中心にしたレーベルが 「arts & crafts」
そのレーベルには、大所帯バンドであるブロークン・ソーシャル・シーンのメンバーが
何かしらの形で絡んだバンドが多く所属している中、
BSS のメンバーがいないのが、今回紹介するザ・モスト・セリーン・リパブリック
昨年12月にセカンド・アルバム 「Population (ポピュレーション)」 がリリースされていたのですが、
実は、アルバム全体を昨日になって初めて聴いたのです。

Population
あまりにも良くて、仕事の合間に流しながら身震いしております・・・。
オレ、何で昨年にレコード会社から音が届いた時点で全部通して聴かなかったんだ・・・。
(オンエアはしていますので、リード・トラック 「Present Of Future End」 は聴いてました)
マジで最高。下手したら、去年の年間ベストに入れたかった・・・。

1stの輸入盤が発売された時から聴いてはいたものの、
「なかなか良いな」 なんて適当な聴き方をしていたもので、
それほど強い思い入れがあった訳ではないんです。
(キャンシステムの 「ロック/ポップス」 の、オンエア・ローテーションには入っていました)
ところが今日、ちょっとした理由で新譜の1曲目から流したら、プレイヤーを止められない止められない。

ダイナミズムと緻密さ、激しさと美しさ、ポップさとアヴァンギャルドさが同居した、
言うなれば、至高のミラクル・マジック・ドリーミー・ポップ・ワールド。
使用されている楽器も多種多様。ストリングス、ホーン、数々のパーカッション etc. ・・・・・・・
しかも、そこに詰め込まれた古今東西の音楽の知識量が半端じゃない。
ボサノヴァをはじめとするワールド・ミュージックや、フォークの影響も感じられるし。
これで平均年齢、弱冠22歳(!!!) というのだから本当に驚き。
リリース後、年をまたいでしまいましたが、激オススメ大プッシュの一枚です。

ってな訳で、こういうものをオンエアするのが僕の役目。
キャンシステムの有線放送の 「ロック/ポップス」 チャンネルでは、
「Present Of Future End」 を今までよりちょいと多めにオンエアします!

少々カオスった、不思議で壮大、かつ美しいナンバーが流れてきたら、きっとそれですよ!
リクエストもお待ちしていますので、気になったご契約者様はぜひお電話を!!!

【ON AIR CHANNEL】
『ロック/ポップス』 (CAN有線: A-12 / SPACE DiVA: 226)

2007/12/25

●2007年 “極私的” 年間BEST

> ROCK と XX, 音楽雑談 — サイトウD @ 18:38:37

クリスマスには焼き鳥を食べました。明石家サンタは見逃しました。サイトウです。
さて、あと少しで2007年も終わりです。
そこで、僕サイトウによります、極私的な年間ベストを発表します!
なお、以下のランキングは全て、キャンシステムとは一切関係ございません。
全てサイトウの自己責任となりますのでヨロシク。完全プライベートです。

★ベスト・アルバム
№3 BRUCE SPRINGSTEEN / Magic
マジック

№2 MINUS THE BEAR / Planet Of Ice
プラネット・オブ・アイス

and the winner is …
№1 BATTLES / Mirrored
ミラード

このブログ登場回数も1位。バトルスが今年一番衝撃を受けたアルバムでした。
ライヴに行けなかった事は、出来事部門で年間ワースト№1にしておきます。
3位と2位のニ枚も、ともにこのブログで紹介していますね。
良いと思ったものは、すぐにココで紹介している証拠ですよ(笑)
ちなみにこの TOP3 は、悩まずに出てくるダントツのアルバム、という感じです。

以下、断然多くなりますが、その次点・・・。アーティスト名のみでご勘弁を。
MOTION CITY SOUNDTRACK / RADIOHEAD / KYLIE MINOGUE / RIVERS CUOMO /
AMY WINEHOUSE / JOSE GONZALEZ / PINBACK / BAD RELIGION /
xoxo, panda / RUFUS WAINRIGHT / MIKA / GWEN STEFANI / MELEE /
LUCKY SOUL / !!! / 外人部隊 / スピッツ / Ne-Yo / などなどなど、いっぱい。
先に思いついた順です。忘れてるのがきっと他にも・・・

今年はどうしても、ヒップホップやダンス系、ならびに邦楽を聴く時間がなかったのが心残りです。

★ベスト・ライヴ
№3 BEYONCE (4/10 東京ドーム)

№2 LYNBYC SYSTYM (6/26 渋谷O-Nest)

and the winner is …
№1 CALEXICO / IRON & WINE (1/27 渋谷クラブクアトロ)

1位と2位はダントツ。観ているときの興奮を今でも覚えています。
1位のライヴは、個人的に以前から是非とも観てみたかったバンドのキャレキシコ。アメリカのミュージック・シーンは本当にスゴイ! 2位のリンビック・システムは、観た翌日にすぐさまライヴ・レポをここでアップしたほど。本当に本当にグイグイと引き込まれる演奏で、我を忘れました。3位はかなり迷いましたが、今年観た中で一番ビッグ、かつ、少なかったブラック系ということで。音は決して良くないビッグエッグという会場において、それを感じさせない圧倒的な歌唱力&美貌でした。

以下、次点。
DAFT PUNK / GUNS N’ ROSES / THE SHINS / YNDI HALDA /
THE NEW PORNOGRAPHERS (CANADIAN ROCK & RULE) /
GWEN STEFANI (SUMMER SONIC) / CYNDI LAUPER (SUMMER SONIC) /
TRAVIS (SUMMER SONIC) / nhhmbase (いつも何回でも) などなど、いっぱい。

嗚呼、ライヴ部門もバトルスになるはずだったのにな・・・(苦笑)

ちなみに上のランキング。
あくまでも 「今、現時点での気分」 です。
来年以降、下手したらこの後数日で、大きく変動する可能性もあります。
人間、そんなもんですよね。

来年はエレファントカシマシの新譜が出るので、独走決定です! それでは!!

2007/12/21

●愛なんていらねえよ、冬

> ROCK と XX, 番組インフォ, 音楽雑談 — サイトウD @ 12:59:35

と、ニヒルに嘯(うそぶ)いてみました。どうもサイトウです。
メリー・クリスマス!! さて、皆さま、クリスマスのご予定はいかがでしょうか?
キャンシステムの有線放送でも、クリスマスの楽曲をたくさん放送中です。
「何がクリスマスだよ、チッ!」 というアンチな方も大勢いることと思いますが、
街中のネオンを眺めてクリスマスBGMを聴いていると、実はコッソリと盛り上がるはずです。
僕の場合は、家族と過ごした子供の頃を思い出して、胸がギュッとなるんですよね。ホロリ。

そして今回は、そんなクリスマスに聴きたいアルバム (と、観たい映画) を一枚。

ペイネ・愛の世界旅行
◆『ペイネ・愛の世界旅行 オリジナル・サウンドトラック』 (廃盤)
そう、廃盤なんですけど・・・・・・
1974年に公開されたイタリアのアニメ、『ペイネ・愛の世界旅行』
フランスのイラストレーター : レイモン・ペイネによる、最初で最後の劇場公開作品。
ヴァレンティノとヴァレンティナの恋人二人が、愛に溢れた世界一周旅行をする可愛らしい物語。
ん~、自分で書いてて鳥肌が(笑)
2000年頃に恵比寿でリバイバル上映されていまして、それを観に行きました。
その時は自分も若く、観に行ったくせに、「何がラヴ&ピースだよ、チッ!」 と思ったものです。

ですが、去年あたり。未だかつて無い経験をしたのです。
この映画のことを急に思い出して、さらに、内容を思い出しただけで感動して泣けてきたんです(笑)
しかも驚異的だったのが、この主題歌も一緒に、脳内でプレイバックされてきたこと。
はじめから 「良い曲だなあ」 と思っていたものの、劇場でたった一回観ただけだったのに・・・。

この主題歌 「愛の世界旅行 (Forse Basta)」 の作曲は、かの巨匠、エンニオ・モリコーネ
(その他の楽曲は全て、アレッサンドロ・アレッサンドローニ)
さすが巨匠です。僕、マジでこの曲、聴くだけで泣けるんです。涙が出るんです。
それには映画を観ていることもありますが、
優しく、美しく、いとおしく、そして壮大なメロディー・ラインの抑揚やアレンジが、
人間の根源的なものをくすぐるような気がしてなりません。マジで。

ペイネ 愛の世界旅行DVDは比較的 手に入り易そうなので、
恋人と高級レストランや高層ホテルに行くよりも、
二人きりの部屋で、この映画を観た方が良いと思います。マジで。
ちなみに僕は、DVDを購入済です。
買うだけで満足して、一回も観てないけど(笑)

現在、キャンシステムの有線放送でこの曲が流れているのかどうかは・・・・・・
ん~と、担当者に確認してみます(笑) ごめんなさい!!

ですが、マジもののクリスマス・アルバムと言ったら、やっぱりコレしかない。

A Christmas Gift for You from Phil Spector
◆PHIL SPECTOR / A Christmas Gift for You from Phil Spector

解説必要なし。クリスマスはコレ一枚あればもう結構! マジで。(←立場をわきまえぬ大暴言)
クリスマスの名曲/名盤は数あれど、要するに、これが頂点。
全部、これに付随するものに過ぎません。 (←同上)
でも、怒られてもそう言い切りたいほど名盤中の名盤。
かのブライアン・ウィルソン (BEACH BOYS) も、
「このアルバム、大好きなんだ、もう大好き。そう、大好きなんだ!!!」 的なコメントを残しております。
さすがは巨匠。仰せの通りでございます。

もちろん、キャンシステムで聴けます&リクエストお待ちしてます。
『50・60’s ポピュラーHITS』 (CAN有線: B-10 (沖縄のみB-8) / SPACE DiVA: 261)

それでは皆さん、メリー。

2007/12/19

●『METAL無頼漢 - METAL BURAIKAN』 始動!

> ROCK と XX, 番組インフォ, 音楽雑談, 雑談 — サイトウD @ 18:13:51

このブログの親サイト、キャンシステムの音楽情報サイト 「Music Lounge」 にて、
新しいブログが始まりました。

我らキャンシステムが提供いたします映像サービス 『CAN CLIP』 でのナレーションをはじめ、
テレビ・ラジオと幅広く活躍している声優/ナレーター、
佐藤朝問 (さとうあさと) さんによるメタル・ブログ、『METAL無頼漢』 DEATH!
metal_banner.jpg

朝問さんは以前より80年代ヘヴィ・メタルのマニアとして荻窪周辺では有名で、その知識と愛情は圧倒的。
その想いの丈をぜひブチまけて頂きたい! との経緯で、この度のブログ開設となりました。
あえてマニアへ向けたコアな内容にしていくようなので、
メタラーの方はぜひご一読のほどヨロシクDEATH。
●『メタル無頼漢 - METAL BRAIKAN』noheadphone-nolife.music-lounge.jp/
●プロフィール (俳協)www.haikyo.or.jp/PROFILE/man/11774.html
●Wikipediaコチラ

その朝問さん。 実は・・・ キャンシステムの元社員でもあるのです。
在籍時の熱い情熱と行動力は今でも語り草となっており、僕の尊敬する先輩でもあります。
僕の入社時はすでに退社し、現職の声優となっていましたが、
毎週ナレーション収録にやってくる/会社の飲み会には必ずいる/
そしてメタル談義ばかりしているせいで、今では仲の良い先輩・後輩の間柄となっております。
なので僕の中では、まだ弊社の一員のような気がしているんですけども(笑)
我が社の飲み会においては、「お前、社員じゃねえだろ!」 が、
朝問さんへのお約束のツッコミとなっています。

今後、キャンのヘヴィ・メタルchとの連動という計画もあるこのブログ 『METAL無頼漢』。
何卒ひとつ、ご贔屓のほど、ヨロシクお願いいたします。

そして、今週発売となったアルバムを一枚。

Alone: The Home Recordings of Rivers Cuomo
◆ RIVERS CUOMO (from weezer)
  “ALONE The Home Recordings of Rivers Cuomo”

  (邦題:リヴァース・クオモ from ウィーザー / アローン ~ウィーザー・アナザー・トラックス)

ウィーザーのフロントマン、リヴァース・クオモによる、デモ/レア音源集。
元々、ウィーザー・マニア向けのアイテムなので、あえて詳細は述べません。
(音質・内容共に、何も知らない人が聴くにはアレな作品なので・・・)
ですが、これ、もうファンだったら涙なしには聴けません。これだよ、コレ!!(号泣)
いや、もう、マジで、あの~・・・、

サイコー。
涙と鼻水分の水分を、事前にシッカリと取ってから聴く事をオススメします。

このアルバムに収録の、音質が比較的良く、
そして、正規で出して欲しいほど素晴らしい出来の激泣き系エモーショナル・ポップ・ソング2曲
「Crazy One」「I Was Made For You」 は、キャンシステムの 「ロック/ポップス」 で、
12/26(水)からオンエア
を開始します!
どうぞ、お聴き逃しのないように! この曲への電話リクエストもお待ちしています (26日より)。

それではまた!

【Channel Information】
『ロック/ポップス』 (CAN有線: A-12 / SPACE DiVA: 226)
『リクエスト・ポピュラー』 (CAN有線: B-3)

2007/12/14

●年末アルバム

> ROCK と XX, 音楽雑談 — サイトウD @ 19:01:30

今週更新をしなかったのは、
ダフト・パンクの写真をトップに置いておきたかったためにワザとです。ごめんなさい。

さて、もう年末ですよ。実家の米沢に帰省したの、つい最近だと思っていたのに・・・。
そんな年の瀬に必ず引っ張り出してくるアルバムがコチラ↓

アイ・サレンダー(紙ジャケット仕様)
◆ RAINBOW / Difficult To Cure (邦題: アイ・サレンダー)

ディープ・パープルを脱退したリッチー・ブラックモアが結成したレインボー。
このアルバムを前後し、その時のリッチーは 「売れたい売れたい」 と必至になっていまして、
その結果かなりポップで軽快なハード・ロック・アルバムとなっています。
発売当時、初期の重厚なサウンドが好きなファンからは批判されたようですが、
現在ではしっかりと名盤として知られています。
(日本で絶対的な影響力を誇る某メタル雑誌が、ヴォーカリストのジョー・リン・ターナーを賞賛し続けていることも、名盤として認められる事となった要因でしょうかね?)

1曲目の 「I Surrender」 は、ヴォーカルとギターが奏でる哀愁のメロディーが胸を打つし、
2曲目の 「Spotlight Kid」 は、最高のリフと最高のギター・ソロ、
そして史上最低なキーボード・ソロ(笑) がたまらないアゲアゲのハード・ロック・チューン。
全体的にも、僕のようにリアル・タイマーではない人間にしてみたら何の先入観もないおかげか、
純粋に素晴らしいアルバムとして聴けます。

が、年末に聴く理由はそこではありません。ご存知の方も多いでしょうが・・・
アルバムの最後、9曲目 「Difficult To Cure (邦題: 治療不可)」
この曲は、「年末と言えばこの曲!」 な、ベートーベンの 「第九」 をカヴァーしたもの。
と言うか、要するにモチーフにした楽曲なのです。
第九の合唱のメロディーを、リッチーがスライド・ギターで華麗にプレイ。
何とも疾走感のあるインスト・ハード・ロックに仕上がっています。

ホンモノの第九もフルで聴いたら長いですからね。
最初から聴いたら、合唱待ちで眠くなっちゃうかもしれないし(笑/クラシック・ファンの皆様、すみません)
そんな方には、レインボーがバッチリ! 忘年会のネタとしても使えるし。

ザ・ファイナル・カウントダウン今でも覚えているのが、1999年から2000年の、記念すべき年越し。
この 「Difficult To Cure」 ⇒ EUROPE の 「The Final Countdoun」
という順で曲を聴き、2000年1月1日の0時を迎えたものです。
一人で(笑)

で、この 「Difficult To Cure」。キャンシステムの有線放送のどこかで流せないかなーと、
現在コッソリ画策中。 今後もし聴こえてきたら、僕の仕業だと思ってください!!(笑)
あ、ご契約のお客様はぜひ電話リクエストしてくださいね! お待ちしています。