2008/4/14

●nhhmbase (ネハンベース)

> ROCK と XX, LIVE, 音楽雑談 — サイトウD @ 18:57:07

僕が日本で(エレファントカシマシを除いて/笑)一番好きなバンドが、
東京を中心に活動しているインディーズ・バンド、nhhmbase (ネハンベース) です。
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(筆者撮影 : 4/12@渋谷O-Nest)

彼らのライヴを初めて観たときの衝撃たるや、半端なものではありませんでした。
言うなればその時、 「ロックの未来の姿」 を現実に目の当たりにしてしまったような
ゾクゾクと身震いしてしまうほどの興奮を体感したのです。
それ以来、予定が合うたびにネハンのライヴへは足を運んでいますが、
最初の感動と衝撃は全く失せることなく、毎回、観る度にぶっ飛ばされています。

その音楽を言葉で表そうとしても・・・・・・
それははっきり言って、完全に不可能。
マス・ロックや、ポスト・ロックの文脈で語ることも可能なのかもしれませんが、
カテゴライズや分析をしようとすればするほど、バカバカしくなってしまいます。
それほどまでに、nhhmbase の音楽は斬新で、常識を超えているのです。

あえて説明するならば、
「ポピュラー音楽」 というある整数から、徹底的なまでに引き算と割り算を繰り返したら、
小数点以下の数が10万以上になって余計に覚えづらくなったけど、
よくよくみたらそのコンマ以下の数は極めて理論的で規則的に並んでた、みたいな・・・

なんのこっちゃ?(笑)

いや、こうかな?
材料はキャベツと豚肉だけ。さらに調味料は塩のみで、
とてつもなく複雑な味わいを持つ料理を完成させてしまったような音楽だ、と・・・

・・・・・・もうこうなったら、具体的に説明しましょう(笑)
曲のつくり自体は、幾重にも幾重にも変拍子が組み合わさり、複雑怪奇でアヴァンギャルド。
ヴォーカルの歌詞も、あくまで 「音」 として構築され、全く意味不明。
その一方で、使用されている楽器とその音数は、極めて少ない。
ギターにはほとんどエフェクター(音を加工する機械)が使われておらず、基本的にアンプへ直。
ドラムスにいたっては、スネアとバスドラ、そしてシンバルとハイハットだけというシンプルさ!
そんな、意図的にスッカスカのサウンドで構成されているにもかかわらず、
その楽曲の所為なのか何なのか、楽器間の隙間までも攻撃力が備わっているのです。
そして、その出来あがった楽曲の全体像はと言うと・・・

めちゃめちゃポップ。
いやこれ、ミリオン・ヒットして欲しい!っていうくらい、すげーポップなんです。
国内セールス・チャートに、
ミスチル → 倖田來未 → ネハンベース → 宇多田ヒカル ・・・みたいに並んでもおかしくないっていうか(笑)

音の数を、最小限のレベルまで簡素化する。
それだけでも結構なアイデアかと思うのですが、
さらに 「ビート」 と 「コード」 を徹底的に解体して再構築してみたら、
世界のどこにも無い、完全に新しい音楽が産まれてしまいましたとさ。

ここまで読んでも、一体何を言わんとしているのかコイツは?と、お考えの皆さま。
ハイ、ぜひwebでもチェックして、ライヴへと行きましょう。
nhhmbase 自主企画イベント 「空欄に千とするコスモス」 が、
3ヶ月連続で、渋谷O-Nest にて開催されます。
僕は、1回目となる4月12日(土)の公演へ行ってまいりました。
またしても、撃沈です。何たって、最前列で観てましたからね!
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僕はライターではありませんので、彼らの凄さを説明するには文章能力が低すぎます。
でも、ライヴを観れば分かります。観れば良いじゃない。いや、観て!!
そして感じろ!!
僕は、nhhmbase が世界を変えると、勝手に思い込んでます。
いや、けっこう間違いないと思います!! ぜひ!!

この後の自主企画 「空欄に千とするコスモス」 も、参加アーティストが凄いことになってます。
もちろん、音源の方も最高です。現在、アルバムのレコーディング中!

【nhhmbase presents 12 「空欄に千とするコスモス」】
2008.05.17(sat) @渋谷 O-nest
w) 54-71 / Chocolat & Akito and more
open 18:30 / start 19:00
adv.¥2,300 / door¥2,500

【nhhmbase presents 13 「空欄に千とするコスモス」】
2008.06.21(sat) @渋谷 O-nest
w) OOIOO / にせんねんもんだい
Special Guest : 中納良恵(EGO-WRAPPIN’)
open 18:30 / start 19:00
adv.¥2,300 / door¥2,500

nhhmbase
■ nhhmbase (ネハンベース) / nhhmbase

● official ⇒ www.nhhmbase.com/
● & records ⇒ www.andrecords.jp/artists/nhhmbase.html
● my space ⇒ www.myspace.com/nhhmbase

2008/3/28

●THE KOOKS live @ Liquidroom 3/20

> 番組インフォ, LIVE — サイトウD @ 11:43:57

さてさて、先週になってしまいましたが、
3月20日、THE KOOKS (ザ・クークス) が、2ndアルバムのリリース前に
東京は恵比寿のリキッドルームでたった一回だけ行った、来日公演を観てきました!
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チケットは、発売してすぐにソールド・アウト。
そんなプレミア・チケットを入手できた幸運なファンで会場は埋め尽くされていました。
当日の天気はあいにくの雨だったのですが、
フロア前方のファンたちは、傘を持っているはずもなく。皆、どこに置いてるんだろう?
僕は、壁際で傘を立てかけて観ていましたが、そんなファンたちの熱心さには頭が下がります・・・。

ほぼ定刻どおり、バンドは登場。
ロングのスプリング・コートを羽織ったヴォーカル:ルーク・プリチャードの存在感はなかなか。
他のメンバーもスタイリッシュで、実にステージ映えするやつらです。
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1曲目に 「See The World」
2曲目に人気シングル曲 「Eddie’s Gun」 と、最初から飛ばしまくりで、オーディエンスもガンガンに。
そして早くも3曲目にプレイされた最新シングル 「Always Where I Need To Be」
ファンにとってすでにお馴染みとなっているようで、
(キャンシステムの有線放送でもガンガンかかってます!!)
かなりの好リアクションを得ていました。
ほんとキャッチーだし、みんなで一緒に唄うには最高の曲です。
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他にも人気曲は全て網羅 (ま、まだ2枚目なので)。
クークスの曲は大体3分前後とコンパクトなナンバーが多いため、
次から次へと矢継ぎ早に繰り出される楽曲に、オーディエンスの興奮度は増す一方。
演奏に関しても、若手のUKバンドにしては実力のあるほうで、
切れのあるギター・カッティングとリズム隊のバランスが生み出すタイトさは、
ビッグなダイナミズムも持ち合わせており、
もっと大きなホール・クラスの会場でも通用するほどのものがありました。

そんな中、ヴォーカルの声が持つカリスマ性は抜きん出ている印象。
良い。ものすごく良い声してる。
アンコールでは弾き語りも披露したのですが、生で聴いた事によって初めて、
その声が持つ個性に気付かされたように感じました。
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もちろんCDでも伝わるのですが、若干こもったような独特の音域で、
なおかつ、それが通らないわけではなく、非常に心地良くもあり、同時に渋みのある感じ。
歳を取ったら、トム・ウェイツみたいになるんじゃないかな?
うん、アクモンのアレックスに勝るとも劣らない逸材ですぞ!

70分間、みっちりと濃密なステージが繰り広げられ、終了。
時間的に短く思われるかもしれませんが、現場では、全くそんな事は感じませんでしたよ。
充分に満足!
(さっきも書きましたけど、まだセカンドを出すばかりのバンドですしね!!)

そして、ここで聴いた新曲を聴く限りでも、今年の更なる飛躍は間違い無さそうです。
ほんと、ソングライティングの才能はとんでもないですわ。コイツら。
1枚で消えるバンドが多いUKではありますが、
間違いなく確実に将来残っていけるバンドだ!と、確信できた夜でした。

Konkそして、SUMMER SONIC 08 にも出演が決定!
今回見逃してしまった皆さんも、
4月にリリースされるニュー・アルバム 『KONK』 を聴きまくって、
ぜひ幕張で彼らの生のステージを体感してくださいね!!

【SETLIST @Liquidroom 3/20】
1.See The World
2.Eddie’s Gun
3.Always Where I Need To Be
4.Matchbox
5.Ooh La
6.Sway
7.Time Awaits
8.Mr. Maker
9.I Want You
10.Shine On
11.She Moves In Her Own Way
12.Do You Wanna
13.Naive
14.You Don’t Love Me

〜Encore〜
15.Seaside
16.Jackie Big Tits
17.Stormy Weather
18.Sofa Song

【CHANNEL INFOMATION】
ザ・クークスの新曲 「オールウェイズ」 は、下記のチャンネルにてオンエア!
ご契約者様からの電話リクエストも待ってます!!

★ロック/ポップス (CAN有線: A-12/SPACE DiVA: 226)
★US TOP HITS/NEW DISC (CAN有線: B-07/SPACE DiVA: 206)
★2000’sポピュラーHITS (CAN有線: 番組表/SPACE DiVA: 238)
★洋楽リクエスト (CAN有線: B-03)

2008/3/19

●MAROON 5 (with SOFT) LIVE @日本武道館

> LIVE — サイトウD @ 12:15:51

17日の月曜日、MAROON 5 来日公演最終日、日本武道館の追加公演を観てきましたよ。
とにかく観に来ていたお客さんが、渋谷の O-Nest やアメ横では絶対に見かけないような
おきゃんなオフィス・レディーばかりで、オドオドしてしまいました(笑)

オープニング・アクトとして登場したのは、
アメリカはN.Y.出身にして、モロUKなサウンドを鳴らす貴重なバンド、SOFT (ソフト)
ゴーン・フェイデッド浮遊感とグルーヴが同居した楽曲が大きなホールにこだまする様はなかなか。
ヴォーカルのジョニーが日本に住んでいたこともあるため、MCは全て日本語。
その効果もあって、会場の雰囲気は良い感じで温まりました。
アリーナ席ではすでにオーディエンスが立ち上がって観ており、反応も上々。
演奏力においては、確かに未熟な面も否めませんでしたが、
それには、あの大会場で、しかも機材セッティングが不十分な前座であり、
かつ、マルーン5 とは微妙にファン層が食い違うというアウェイ感の影響もあったはず。
次は是非もっと小さなハコでの単独や、サマソニあたりで観てみたいと思わせる、
今後の飛躍を感じさせるには充分のパフォーマンスでした!

ソングス・アバウト・ジェーン Special Edition-そして待望のマルーン5。
いやー、女子の黄色い歓声がすごいすごい。
前列の女子一同が 「キャー! アダムー!!」 と手を振る様は、
基本、ネクラ・ロッカーのサイトウにはなかなか刺激的なものがありました(笑)

とりあえずそこは置いといて。
いや~、演奏が上手すぎる!! 特に、ドラムとギター。もう、TOTOみたい(笑)
CDよりもずっと Rockin’ で、グッとビルド・アップされた演奏によって、
音源を聴いているかのような完成度の高さを誇っていました。
ただし逆に、それによってアダムのヴォーカルが弱く感じられてしまったのは、ちょっと残念・・・。
加えて、今まで武道館では経験したことのないような音の良さにも感激でしたね。
(じゃあ、あの GUNS N’ ROSES の音の悪さは一体何だったんだ?笑)

イット・ウォント・ビー・スーン・ビフォー・ロングそして、アルバム2枚にもかかわらずヒット曲が多いというのも本当に強み。
知っている曲ばかりが並び、それがCDと変わらないか、
それ以上の演奏で聴けるというのはただならぬ興奮がありました。
中でも人気曲は後半に詰め込まれていたおかげで、「待ってました!」 の盛り上がり。
「I Won’t Go Home Without You」 での
オーディエンスの大合唱 (ア・カペラで) は感動的だったし、
「Sunday Morning」 や、本編ラストの 「This Love」 は、もちろんダンスの渦でした。

そうそう、アダムがその日は誕生日だったそうで、
日本公演の最終日ということもあり、普段より気合が入っていたのかも・・・?
ただ、前列のファン一同が 「Happy Birthday」 を何度か唄ったのに、
聴こえていなかったのか、全く相手にされなかったのはすごく可哀想(笑)

それらお祭り的なノリもあったのか、
アンコールで大人気曲 「She Will Be Loved」 のあとにSOFTのメンバーも再登場し、
何と全員で、oasis の名曲 「Don’t Look Back In Anger」 のカヴァー!!!!!
しかも完コピ! そして、オアシスより上手い!!(笑)
本家も顔負けの武道館の1万人による大合唱で、ジャパン・ツアーは幕を閉じました。
いやー、オアシスって最高ですね!!(爆笑)
それと、オフィス・レディーの方々も、オアシスはソラで唄えるんですね!!

全世界のアーティスト憧れのステージ、BUDOKAN。
ファンだけではなく、マルーン5 にとってもソフトにとっても、思い出のツアーとなったんじゃないでしょうか?

しかし、演奏が上手いっていうのは、ルックスが良いというのに並んで、強い。これは強いな・・・。
いやー、だって、上手いんだもの(笑) もうね、それだけで何かが違うんだもん!(笑)

♪追記
Fourth Worldでも僕にとって MAROON 5 は、KARA’S FLOWERS なんですけどね・・・。
実はこのバンド、マルーン 5 の以前に、
Key.抜きの同じメンバー4人で活動していたパワー・ポップ・バンド。
アルバム一枚で消えてしまいましたが、
当時から楽曲の良さと演奏力は抜群に高く、本当に愛聴していました。
MAROON 5 に名前を変え、発売から丸2年かけて大ヒットした時はビックリしたものです。
今回のライヴでは、カーラズ・フラワーズ時代の名曲 「Soap Disco」 が聴きたかったという人は、
僕以外にも少なからずいるはずです・・・。

2008/3/13

●ライヴ・レポ×2 (BSS & STARS/KT TUNSTALL)

> LIVE — サイトウD @ 12:33:40

★3/7(金) BROKEN SOCIAL SCENE & STARS at 渋谷クアトロ
7日の金曜日は、渋谷クアトロで行われました、
カナダのレーベル Arts & Crafts に所属する、
BROKEN SOCIAL SCENESTARS の2バンドによるカップリング・ライヴ。
思わず、自分は小泉純一郎 元首相かと錯覚しました。

感動した!!

19時の開演時間ピッタリに出演したスターズが魅せたのは、
マジカルでドリーミーなポップ・ワールド。
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男性ヴォーカルのトーキルと、女性ヴォーカルのエイミー・ミランによる
恋人同士の密談のような掛け合いは、トキメキに溢れた華やかさがありました。
何と言っても、ムッチムッチでセクスィなエイミー嬢のロルィタ・ヴォイスですよ。
ワンピース萌えー!
あの体型を 「太い」 と思うか否かは人それぞれですが、僕は余裕でアリです(笑)
兎に角、新作 『IN OUR BEDROOM AFTER THE WAR』 からの楽曲はもちろんながら、
前作収録の名曲 「Ageless Beauty」 で感涙でした。

そして満を持して登場したのは、
今やカナダを代表するバンドとなったブロークン・ソーシャル・シーン(以下BSS)。
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書き出すべきトピックスは色々あるのですが・・・・・・・・・・・
「感動した!!」
本当にそれだけなんですよ・・・・・・。まさに祝祭でした。

メンバーが流動的で、多いときは十数人もの人数になるという彼ら。
今回のステージは基本6人。ちょっと少ないように思ったものの、結果、完全にモーマンタイ。
メンバーがひっきりなしに楽器を持ち替え、それ毎にサウンドの趣が変わる様は圧巻でした。
どちらかと言うと混沌として複雑な印象のあるBSSの楽曲は、
ライヴでは当然シンプルになって聴こえた感じでしたが、
むしろそれによって、爆発力とも言えるダイナミズムが生まれていました。
さらにポスト・ロック的な音響美やノイズ、加えて知性も垣間見られ、
その音世界の深さに、完全にしてやられっぱなし。

またスペシャル・ゲストとして、ズボンズのドン松尾氏と、
バンドでBSSのコピーをしているという一般の学生たち(笑) 数名が出演。
特に学生たち。彼らの演奏するホーンが本当に華やかで、これがまたお見事!!
プロであるドン松尾氏のギターにも劣らないパフォーマンスを見せてくれ、
結果、彼らが演奏した 「7/4 (Shoreline)」 は、その日一番の盛り上がりを見せたのです。

そうそう。
普通、US系のインディ・バンドのライヴって、ジックリとおとなしく聴き入る観客が多い中、
今回はガンガンに盛り上がって、クアトロの床がグワングワンと揺れるほど
オーディエンス全体が興奮した状態だったのも印象的でしたねー。

ライヴ終盤、BSSのステージにも同時に出演していた、スターズのエイミー嬢。
彼女が熱狂のあまり客席へダイヴしていたのはすごい光景でした。
ですがそれを良いことに、彼女の豊満ボディにお触りしていた野郎どもが多数!!
いくらテンション上がってるからって、そういう、うらやま・・・・・・否、
破廉恥行為はマイッチングですよ! コラー!!
でも、ズタボロになったワンピース姿でステージに戻ったエイミー嬢。
マジでカッコ良かったッス。パンクス精神を感じました。

で、ごめんなさい。
あまりにも熱心にライヴに見入ってしまい、深いレポートは不可です(笑)
とにかく、もう、三度目言います。
「感動した!!」 これだけなんです。
年間ベスト・ライヴ、今からノミネートが決定です!!

★3/9(日) KT TUNSTALL at 品川ステラボール
UKにおける女性シンガー・ソングライター・ブームの火付け役とも言える、KT タンストールの東京公演。
客層は、前述の BSS & STARS とは当然ガラリと変わり、OLさんから家族連れまで幅広く。
会場の上品な雰囲気と見事にマッチングした感じでした。
ですがステージ上には、そんな品の良さを笑い飛ばすかのように豪快な女性が・・・。
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いや~、KT姐さん、カッコ良過ぎ!
トレード・マークのワンピースにロング・ブーツ、
そしてラメラメのギター、グレッチの “シルヴァー・ジェット” (←僕も憧れの名器) を構えた姿は
男女を問わず魅了してしまうほどの存在感がありました。
「豪快」 なんてこと言いましたけど、女性としての魅力もバッチリなんですよね。

そして存在感と言えば、やはり、何よりもその歌声。
ステージ・セットの装飾は皆無に等しく、
バック・メンバーも、女性コーラス2人がいる他は何の変哲も無い編成でしたが、
いやはや、この人のヴォーカルは、そんなお飾りなど一切不要なほど
聴く者を惹き付けて止まないチカラを持っています。
ヴォーカリストとしての評価を、もっとされるべきなんじゃないかな?

1曲ごとにMCを入れ、姉貴キャラ全開でジョークばっかり飛ばしてる様もなかなか(笑)
冗談を言った後に 「ちょっと、次の曲は繊細な曲なんだから! マジメにやらなきゃ」 だの、
お得意のリアル・タイム・サンプリングを使って自分が作ったビートを、
「ちょっとテンポが遅すぎた!」 と言ってやりなおしたり(笑)

kt-08.jpg(c)TEPPEI

ドラスティック・ファンタスティックいずれにせよ、そんなパフォーマンス全編を通して、
KTのカリスマ性は本当に強烈。かつ鮮烈。
こんなにもバック・メンバーの存在が目に入らなかったライヴというのも、
久しぶりな感じがしました。マジで KT一人にだけ、目と耳が釘付けでしたから。
そしてそれは、ソロ・アーティストとしてあるべき理想のステージだと感じましたね。

実は今回、招待席の2階席からライヴを拝見したのですが、
代表曲 「Suddenly I See」 の時なんかは、
やっぱり1階フロアで皆と一緒に盛り上がりながら観たかったです!

BSSのライヴが 「感動した!」 なら、
このKTのライヴは、「カッコイイ!!」。このひと言に尽きるかと。
と言うのも、今回のライヴに同行した者が、
ライヴ終了後、オウムのようにひたすら 「カッコ良かった・・・」 と呟いていたからなんですが(笑)
でもそれは、本当にそうだったんだと思います。

さてさて先週は、一週間で4本のライヴを観ました。
来週は、月曜日に MAROON 5 (そしてオープニング・アクトの SOFT)。
木曜の祝日に、ニュー・アルバムの発売が待たれる THE KOOKS と、
まだまだライヴ三昧が続きますよー!!

2008/3/6

●DOES IT OFFEND YOU, YEAH? live @ ASTROHALL

> 番組インフォ, LIVE, 音楽雑談 — サイトウD @ 11:12:08

ライヴがガンガンに続いておりますが、相変わらず素晴らしいステージばかり目撃してますよ!!
3/3 の月曜日は、UK発 ロック×ダンスの最終兵器、
DOES IT OFFEND YOU, YEAH? (ダズ・イット・オフェンド・ユー、ヤー?) のライヴ
@原宿アストロホール。

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昨年のサマソニにも朝イチで出演していましたし、
先週行われたUK新人の登竜門イベント BRITISH ANTHEMS にも参加していましたので、
ご覧になった or 気になっている人も多いのでは?

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見よ! この雄叫びを!!
マジ、良い意味でバカ。バカ大好き。バカ最強。
音源のリリース前にもかかわらず、オーディエンスの盛り上がりも抜群。
それには、黒人メンバーの彼、モーガンの活躍によるものが大きかったのです。
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んん~、良い笑顔! とにかく客を煽る煽る!!
「マエニキテ!」 とか 「イチ・ニ・サン・シ!」 とか、日本語で一生懸命に話してくれるし。ラヴリー。
フロアの女子からも 「カワイイー」 と声が挙がってましたね(笑)

昨今流行となっているロックとダンスのクロスオーヴァー・サウンドですが、流行りモノとあなどるなかれ。
バッキバキのダンスものから、極めてロックに近いノリの曲までヴァリエーションが豊かで、
とにかく、聴く人・観る人それぞれに合った楽しみ方をできる、イカしたパフォーマンスでした。
シングルとなっている 「We Are Rockstars」 がプレイされた時は、
オーディエンスからデビュー前とは思えないくらいのリアクションが。
そんなコア・ファン達の熱心さには、ほんと頭が下がります。
アンコールの最後にDEVOのカヴァーを演奏してくれ、
彼らのベーシックな部分にあるルーツも感じさせてくれました。ムムム、やはり信頼度高し。

新人が次から次へと毎週のように登場するUKシーンではありますが、
こういう逸材がまだまだ出てくるってことに、思わずウキウキしてしまいますね。
期待されているようで、著名な音楽ライター先生方も、数人見受けられましたし (顔の知っている人のみ)。

そして今月、3月26日。そんなダズ・イット・オフェンド・ユー、ヤー? 待望のファースト・アルバム
『You Have No Idea What You’re Getting Yourself Into (邦題: 「未知との遭遇」)』
リリースされる予定となっています。 楽しいよ。聴いた方が良いと思うよ。
●EMIミュージック・ジャパン
  ⇒ www.emimusic.jp/international/release/200803/tocp66765.htm

勿論キャンシステムの有線放送でも、
シングル・ナンバー 「We Are Rockstars」 を先行オンエア中!
「ロック/ポップス」、 「ダンス・グルーヴ」、 「LOUNGE/HOUSE」 にて流れてますよ!
●番組表 ⇒ www.cansystem.info/guid/channel/cable/

ご契約者様からの電話リクエストもお待ちしていますね!

では!