● 気分はもう
皆さん、Merry Christmas!
え? あー、はい。ごめんなさい。
我ら有線放送の編集ディレクターはすでにクリスマス・シーズン用番組の制作に入っているもので、
気分はもう歳末。師匠が猛烈ダッシュしています。季節外れでもお許しを。
そんなこんなで現在、ポピュラー系のクリスマス・ソングを掻き集めていたりしますが、
2000年以降の洋楽には、本っ当にクリスマスのヒット曲って少ないですよねー。
R&Bやクリスチャン系のアーティストはクリスマス・アルバムをリリースする事が多いものの、
誰もが知る一大ヒット曲となると、正直、マライア・キャリー以降はあまり・・・・・・。
(しかもマライアも WHAM!も、大ヒット~定番化したのは日本のみですから・・・)
むしろ聖歌をはじめ、オールディーズ時代のスタンダードの方が重要で、ずっと歌い継がれています。
一方で逆に、J-POPですよ。毎年出るわ出るわ、数々のクリスマス・ナンバー。
こと、キリスト様に関してはアメリカが本場のはずなのに、これって一体なに?
きっと、欧米にとってのクリスマスは、感覚的に、日本人にとっての正月に極めて近いのでしょう。
だって、J-POP で 「正月ソング」 って、かなり少ないですよね。
アメリカでのクリスマス・ソングと同じく、
『♪ツン、ツクツクツクツン』 でお馴染みの 「春の海」 をはじめ、
「お正月」、「一月一日」 などの伝統的な唱歌の方が、ずっと雰囲気が出る気がしますし。
そしてやっぱり、LOVE 強し。最後に愛は勝(略)。
日本におけるクリスマスは、キリスト様よりも重要な、一年を通して一番のラヴ・イベント。
ですから根本的に、欧米とコンセプトが違っているのです。
血気盛んで女の子にも縁の無かった学生時代は、そんな日本のクリスマスに反感を覚えたものですが、
少しはオトナになった今、結構好きになってきました。
なぜなら子供時代の、家族がみんな揃った、幸せなクリスマスを思い出すのです。
山形の実家で、みんなでケーキを食べて、プレゼントにドキドキしながら・・・・・・
考えてたら切なくなってきたので、止めます。 以下から、牛スジ煮込みの事を考えて書きます。
とりあえず、そんなノスタルジックな事を連想させるのは、やっぱりスタンダードやトラディショナル・ソング。
洋楽ポピュラーの担当者として言うべきことではないのでしょうがあえて言いますと、
やっぱり昔ながらのクリスマス・ソングが、個人的には一番好きですね~。
なので僕が担当しているクリスマス放送のあるチャンネルでは、
現代のアーティストが唄う様々なスタンダード・ナンバーも織り交ぜて放送する予定です。
詳細はさすがに早いので、また後日!
それと、J-POPの定番ナンバー、山下達郎 師匠の 「クリスマス・イブ」。
そして、WHAM!の定番ナンバー 「Last Christmas」。
両方とも失恋の曲なんですけど、そこは皆さん、OKなのかなー? と、毎年思います。
で、僕の大好きなクリスマス・アルバムは、12月になったらご紹介します。
それでは良いお年を!(←違う)