●終わり良ければ全て良し
ども。サイトウです。
活動休止とも噂されている沢尻さんには、パンク・バンドの結成を強くオススメします。
以前の 【where】 に続きまして、編集マンの要望シリーズ!(← 別に続きませんけど)
エモやポップ・パンク (メロコア) を聴いて編集していると、
もの凄く気になることが一点あります。
曲の終わり方が全部一緒!
ほぼ8割が、「ジャァァ~~~~~~~~~~~~ン」 と、
長~く長~くギターの残響を引っ張って曲が終わります。
時には、「キィィィーン」 フィードバック・ノイズを起こしながら。
平均15秒前後。しかも年々、どんどんどんどん長くなっている気が ・・・・・・。
残念ながらその 「ジャ~~~ン」。
店舗BGMとして流すにはあまりにも長すぎるので、
僕が編集をする際は思いっきり短く切っています(笑)
「ジャ~ン」 という15秒、状況的には 「無音」 に等しいですから。
ちなみに15秒って、メチャ長いですよ。
その他は、「ズバッ」 と曲が終わるパターン。「♪ダダンダン!」 とか。
パンク系の場合、フェイド・アウトはかなり少ないですね。
今までどれほど議題に上った事があるのかは知りませんけど、
ジャンルを問わず 「曲の終わり方」 って、もっと音楽的な研究がされても良いような気がしますね。
音楽の中で、最も未開発な部分じゃないのかなあ?
ただし、曲を繋げなければいけないラジオ放送への考慮もある、との事ですけど。
例えばヒップホップやR&Bの場合、フェイド・アウトがほとんどなのはその為。
話はズレて、「曲の終わり方」 とはちょっと違い、「曲の構成」 になりますが ・・・。
わが国が誇る稀代のポップ・バンド、僕の大好きなスピッツ。
彼らの曲にはサビやアウトロではなく、Aメロで終わる構成になっている曲が多く見受けられます。
【Aメロ → Bメロ → サビ → 繰り返し → 間奏 → サビ】
みたいなパターンが多い中、Aメロで終わるって! という驚きがありました。
草野マサムネ氏、絶対に凝ってるんだと思います。秀才。
あ、あと、いわゆるポスト・ロック系には 「曲の始まり方」 に、
長い無音状態から、ゆ~~っくりと音がフェイド・インして立ち上がってくるという、
ひとつのパターンがありますね。
これもオンエアする際は、前述と同じ理由によりズバっと切ります(笑) 残念でした!
という訳で、エモ/ポップ・パンクの曲の終わり方。
もっと研究してみた方が良いと思うぞ。僕が編集作業で飽きるから!(笑)