2007/11/20

●プレイヤー不在

> ROCK と XX, 音楽雑談 — サイトウD @ 12:30:43

マザーシップ~レッド・ツェッペリン・ベスト【デラックス・エディション】いま、LED ZEPPELIN の最新ベスト、『Mothership』 を聴いてます。
ジミー・ペイジとボンゾ、やっぱり最強。
ZEP独特の妙にもたついたリズム感って(← もちろん良い意味で)、
このメンバーだったからこその奇跡だよな~。

で、ちょっと思ったんですけど、ここ最近2000年以降、個人的な思い入れではなく、
一般的に 「スター・プレイヤー」 と呼ばれる人っていないですよね……。
要するに、ヴォーカルやフロントマンじゃなくて、「演奏家」 として存在感のある人。
一発で 「○○の音だ!」 って分かったり、テクが唯一無二だったり、
完全にヴォーカルを喰ってたりするような。

いや、もしかしたら、僕の感性の方に問題があるのかもしれません。
確かに、楽器をマジメに演奏しなくなってからは楽器の雑誌も読まないので、
プレイヤーには目と耳が向きづらくなったし。
ヘビメタ出身なので、派手なパフォーマンスがないと琴線に触れなかったりするし(笑)
実はスゴイ人気があって評価の高い人が、現在のバンドにもたくさんいるのかもしれません。
けど、その噂が普通に聞こえてこないというのは、やはり・・・。

僕が 「上手い!」 とか 「スゲー!」 とか思う現役の人を思い起こしても、
・RAGE AGAINST THE MACHINE のトム・モレロ (G)
・SMASHING PUMPKINS のジミー・チェンバレン (Dr)
・GREEN DAY のビリー・ジョー (G)
・RADIOHEAD のジョニー・グリーンウッド (G)
・NIRVANA時代のデイヴ・グロール (Dr)
・PRIMUS のベース (名前忘れた) (B)

あとは勿論レッチリとか。そんな感じで、90年代オルタナまでしかまったく思いつかないッス。

うーん、2000年以降で、スター・プレイヤーって誰かいるんでしょうか?
THE STROKES? ・・・ 何か弱いなあー。

そんな状況じゃあ、そりゃみんなDJやりますよねー。ターン・テーブル、断然カッコ良いもん。

イーヴィル・エンパイアうん、やっぱり、ギター・ソロですよ! ギター・ソロ!!
90年代にテクニック至上主義が淘汰され、ソロが馬鹿にされた時代もありましたが、
トム・モレロにはみんな度肝を抜かされた訳でしょ?
だとしたら、単純に 「速い」 だけじゃない、総合してカッコ良いソロはアリなんですよ!

すると途端に 3人 (+1) 発見しましたよ! やっぱギター・ソロじゃん!
・THE WHITE STRIPES のジャック・ホワイト (G) と メグ・ホワイト (Dr)
・MUSE のマシュー・ベラミー (G)
・MARS VOLTA のオマー・ロドリゲス (G)

時代錯誤と言われようと、ソロを弾けばスターになれるんですよ(笑)!

華麗なプレイにシビれるのも、ロックの醍醐味の一つ。
ロック・ファンを増やすためにも、今あえてギター・ソロの完全復権を希望しますが、
果たして皆さま、いかがでしょう?
それではまた次回!

コメント (0) »

この記事にはまだコメントがついていません。

トラックバックURL : http://blog.music-lounge.jp/2007/11/142/trackback/

コメント RSS トラックバック URI

コメントをどうぞ