先日モヒカンにしましたが、最近刈り上げ部が伸びてきて、バランスが崩れ始めています。
手入れをしに行くか、それとも一時の遊びにするかで迷っています。ども、サイトウです。
さて、以前、THE NEW PORNOGRAPHERS をご紹介した際にちょこっとだけ載せた
STARS のニュー・アルバム 『In Our In Our Bedroom After The War』 。
それで済ますには何だかもったいないので、ちゃんとご紹介。
カナダで、BROKEN SOCIAL SCENE が中心となり運営するレーベル
「arts & crafts」 所属のバンド、スターズ。
前作 『Set Yourself On Fire』 が高評価を得た彼らの待望の新作が、
『In Our In Our Bedroom After The War』 (PCCY-80046)。
B.S.S. や ARCADE FIRE、 THE DEARS、そして THE NEW PORNOGRAPHERS をはじめ
カナダのインディ・ロック・バンドの多くには、男女混声の大人数編成で、幾重にも重ねられた音の壁、
深いリヴァーブといった、ある種の共通項が見られますが、このスターズも然り (5人組ですが・・・)。
サイケ感も漂う音の構築。キャッチーで浮遊感がある男女混声ヴォーカル。
加えて、ギター、キラキラなシンセ/キーボード、ホーンやストリングスが巧みに紡がれ、
独特のドリーミーさを生み出しています。
今作ではよりシンセが中心で、ソフト・ロックやプリンスっぽい曲(!)まで見受けられるのがポイント。
この感じ、意外と AIR (from France) のファンとかにもアピールできるんじゃないかな?
何にせよ、女性ヴォーカル、エイミー・ミランの声ですよ! ロリ声ヴォーカル・フェチならば即死決定。
ソロ・アルバム、並びに今年1月のソロ公演もサイコーでした。(若干ムッチリでしたけど、十分アリ)
昔から、北欧を初めとする北国の女子は声がステキなのは、絶対的な定説です。
最後、レコード会社からプロモーション用にもらったのがコチラ↓
ちょっと、違うと思うぞ(笑) でも、おやつの時間に、一人でポリポリ頂いたぞ。ごちそうさまでした。
で、もちろん、スターズの新曲 「Midnight Coward」 は、
キャンシステムとSPACE DiVAのロック/ポップスch でオンエアしますので、
洋楽ロック・ファンの方はこちらもお聴き逃しの無いよう、チャンネルを合わせてくださいませ。
≪on air チャンネル≫
★ ロック/ポップス (CAN有線 A-12 / SPACE DiVA 226)
それではまた次回~。
【追記 】
ちなみにスターズの前作には、僕がCD屋で流れているのを聴いて、
その場で即、店員に曲名を問い合わせた名曲 「Ageless Beauty」 が収録されています。
マジでお星様キラキラの胸キュン・ソング。
【トリビア】
「キラ星のごとく」 の、「キラ星」 という言葉は誤りで、本来 「綺羅、星のごとく」 というのが正しい。
「綺羅」 とは綺麗な衣服のことで、綺羅を着た人がまるで星のように並んでいる、という意味の言葉。
「きらきら星」 という曲もあり、擬音のキラキラと混同され、
「キラ星」 という誤用がされるようになりましたとさ~。参考文献なし。細かい間違いはご了承をば。
明日からメタルの祭典、LOUDPARKですねー。僕は・・・行きません(謝罪)。
あの怒涛の爆音、全身で浴びてみたいですけどねー。楽しそう。
で、今、キャンシステムの有線放送では
「Popular Special (洋楽スペシャル)」 で、ラウドパーク特集を放送中です(23日まで)。
コチラを編集したのは僕ではなく、別のディレクター、K先輩。
Kさんは主に洋楽の70年代や80年代などの 「年代モノ」 の制作を行っております。
彼も過去には多少、メタルを経由してきたようですが、根っからのメタル・ファンという訳ではなく。ところが今回の特集を制作し、今さらながら、かなりメタルにハマった様子(笑)
中でも2日目トップを飾る ALL THAT REMAINS が相当にキたらしく、大絶賛しておりました。
ただ、問題のひと言が。
「ALL THAT REMAINS、軽くて聴きやすいね」
・・・・・・・・・・・・、いや、あの。
ヘヴィ・メタルを担当している僕から言わせれば、決してそんな事は無いと思いますけど(笑)
どうやら順番的に ARCH ENEMY などデス系を先に編集していたらしく・・・。
そうやって聴くと、ALL THAT REMAINS でもライトに聴こえるという事が判明しました(笑)
Kさん、その他には、王道メタルを聴かせる TRIVIUM や、
80年代爆発的に隆盛した北欧メロディック系やジャーマン系に強烈な反応を見せていました。
そんなところ、80年代担当者ならではの感性だなー、と思ったりもいたします。
そして昨日。用があって、 R&B や HIPHOP などダンス/ブラックを担当するディレクター 「H」 (女性) の編集室へ入ると、机の上に、なぜか ARCH ENEMY のCDが ・・・。
恐る恐る 「コレ、どうしたの?」 と聞くと、「今メタルにハマっている」 という衝撃の返事が!(笑) 「ARCH ENEMY のヴォーカル、女でしょ? 加工してあるんでしょ?」 と聞くので、「女だけど地声だよ」 と教えると、鳩が豆鉄砲をくらったような顔をしていました。
彼女は今、デス声とスクラッチのミックスを考案中らしいです(笑)
そんな訳で週末、ラウドパークに参加する方は、喉と耳と首の管理をバッチリにして、
思う存分楽しんできてくださいね!
そして、ラウドパークの予習、もしくは残念ながら参戦できなかったメタル・ヘッズの方々は、
キャンシステムの 「Popular Special」、ならびに 「ヘヴィ・メタル」 のチャンネルで
出演アーティストの激重鋼鉄ナンバーがガッツンガッツン ON AIR されていますので、
ぜひぜひチェックしてみてください! ちょうどハロウィンだしね!!
そう言えばハロウィン、ガンマ・レイと一緒に来日するしね!!(涙)
【ON AIR INFORMATION】
★Popular Special ≪LOUDPARK 07 特集≫ ※23日まで!!
・チャンネルの詳細 ⇒ コチラ
★ヘヴィ・メタル
(CAN有線: 関東G-3 北海道E-11 中部E-14 / SPACE DiVA: 209)
・出演アーティストの楽曲が大量ヘヴィ・プレイ中 DEATH!
亀田一家と沢尻さんで、アウトローなバンドを結成すれば良いと思っています。僕、サイトウです。
ちょっと、更新に間が空いてしまいました。
今週、書くネタが全く思いつきません!!
と言うのも今、微妙に音楽が聴きたくない気分なんです。
「えー!? 会社辞めろ!」 という声が聞こえそうですが、もちろん、仕事はしてます(笑)
仕事とプライベートでは音楽に対するモードが違い、切り替えられるんで大丈夫なんですが、
今回はあくまで、僕個人のバイオリズム的なものなんです。
当然、音楽が嫌いになることは死ぬまで無いと思っていますけど、
それでも音楽が聴きたくない気分になる事って
数日、もしくは一週間というもの凄い短い期間だけの間、たま~にあるんですよねー。
何を聴いても、耳に入ってこないという状況が・・・。
まあ、毎日毎日、大量の音楽を聴く仕事ではありますのでその影響もあったり、
もしくは単純に、自分の中で違う事が優先されているだけだったり。
今、欲しい洋服とかが多いので、多分、その事で頭がいっぱいなんじゃないかと(笑)
そういう時は、音楽以外で一番の趣味である靴を 「イヒヒヒヒ」 と眺めてるのが一番。
もしくは、ヒップホップや J-POP、演歌や民謡 (←マジ大好き) など、
仕事では自分の担当外の音楽を聴いたり。
とりあえず今手元には、エリック・サティのピアノ作品集があります。ジムノペディ!
そして、その気分を打破する 「コレは!!!」 という作品に出会うのを待つだけです。
各レーベルさん各位、お待ちしています。
そんな中。僕の音楽魂を再燃させてくれるパワーがありそうなアルバムがコチラ。
11月7日にリリースされるカナダのオルタナティヴ・バンド
THE NEW PORNOGRAPHERS のニュー・アルバム 『Challengers』 が、
相変わらず素晴らしい出来となっています。
今年1月、「CANADIAN ROCK & RULE」 というイベントでライヴも観ましたが、とにかく最高。
男女混声ヴォーカルの一人で、オルタナ・カントリーの歌姫としてソロでも活躍している、
ニーコ・ケースの歌声も美しく華やか。全編がハッピーなポップ・マジックに彩られています。
そうそう。今日は STARS の新譜もリリースされたし!
カナダという国は、本当に良いバンド/アーティストがたくさんいますね~。 ではまた!
◆ VAN DYKE PARKS / Jump! (1984年リリース)
棺桶に入れてもらいたいアルバム企画の第三弾。
この VAN DYKE PARKS (ヴァン・ダイク・パークス) は、
アメリカのポピュラー音楽史を語るうえでは欠かすことが出来ない重要な人物。
数少ないソロ作品はもちろん、楽曲の提供やストリング・アレンジ、
そして、BEACH BOYSの幻の作品 『Smile』 への参加をはじめとした
様々なアーティストとのコラボレーションで、多くの実績と評価を残しています。
日本でも、はっぴいえんどのラスト・アルバムの制作に参加しているのは有名です。
昨年は、ハープを弾き語る女性シンガー・ソングライター
Joanna Newsom (ジョアンナ・ニューサム) のアルバム 『Ys』 で
ストリングスのアレンジを担当し、そのアルバムは各国のメディアから
軒並み絶賛を浴びました。ジョアンナ、僕もメチャクチャ好きです。
来日公演を見逃したのが、本当に残念 ・・・。
しかし色々と調べてみると、このヴァン・ダイク・パークスという人自身のソロ作には、「売れない」 という言葉が代名詞として付いているようで(笑) と言うのも、ファースト・アルバム 『Song Cycle』 なんて、今聴いても十分に奇妙奇天烈。極めてユニークかつ実験的で、正直、宮沢りえも顔負けのぶっ飛び加減。常人の理解をはるかに超えていると言っても良いでしょう。
そんなヴァン・ダイク、通算4枚目のアルバムが、今回ご紹介している 『Jump!』。
アメリカの古い民話を基にしたというコンセプト・アルバムで、演奏はフル・オーケストラ。
映画音楽やミュージカルっぽい楽曲に、
カントリー的なバンジョーやマンドリン、そしてカリブのスチール・ドラムも加わり、
それはそれは楽しく、ノスタルジックな美しさを持った奇跡のアルバムとなっています。
ヴァン・ダイクのヴォーカルには素っ頓狂なコミカルさがあって、
ひと言で言うなれば、そう、あの有名なネズミさんの世界に飛び込んだようなウキウキ感が満載。
アメリカ音楽の真髄が、この一枚にギッシリ詰め込まれている感じです。
これがシンセサイザー全盛の80年代に発売されたとは ・・・・・・ そりゃ、売れませんわ(笑)
この人、セールスはイマイチなのに、何故そんな好き勝手な活動が出来るのかというと、
実は、アメリカはワーナー・レコードの社員 (確か重役?) なんですよねー! 今は知らないけど ・・・。
で、兎に角。 聴くだけで幸せな気分になれる最高のアルバムなので、
ここ4~5年の間、朝や天気の良い日中は、嘘みたいに頻繁に、しょっちゅう聴いています。
イヤな事があったとしても、これでスッキリと、気持ち良く忘れることが出来るんです。
もはや、この作品なしでは生きられないカラダになってしまいました。
僕の所有品は輸入盤のため、コンセプト・アルバムにもかかわらず歌詞を全く読んでいないのですが、
もしかしたら歌詞を読むと聴こえ方が違ってくる可能性もあるので、逆に読まないでおこうと思っています。
そして、「売れない売れない」 と言われても、こうやって作品は語り継がれているわけでありまして。
ただ単純に、いまだに、時代が全然付いて来ていないだけなんじゃないか? と思っています。
・official ⇒ www.vandykeparks.com/
ども。サイトウです。
活動休止とも噂されている沢尻さんには、パンク・バンドの結成を強くオススメします。
以前の 【where】 に続きまして、編集マンの要望シリーズ!(← 別に続きませんけど)
エモやポップ・パンク (メロコア) を聴いて編集していると、
もの凄く気になることが一点あります。
曲の終わり方が全部一緒!
ほぼ8割が、「ジャァァ~~~~~~~~~~~~ン」 と、
長~く長~くギターの残響を引っ張って曲が終わります。
時には、「キィィィーン」 フィードバック・ノイズを起こしながら。
平均15秒前後。しかも年々、どんどんどんどん長くなっている気が ・・・・・・。
残念ながらその 「ジャ~~~ン」。
店舗BGMとして流すにはあまりにも長すぎるので、
僕が編集をする際は思いっきり短く切っています(笑)
「ジャ~ン」 という15秒、状況的には 「無音」 に等しいですから。
ちなみに15秒って、メチャ長いですよ。
その他は、「ズバッ」 と曲が終わるパターン。「♪ダダンダン!」 とか。
パンク系の場合、フェイド・アウトはかなり少ないですね。
今までどれほど議題に上った事があるのかは知りませんけど、
ジャンルを問わず 「曲の終わり方」 って、もっと音楽的な研究がされても良いような気がしますね。
音楽の中で、最も未開発な部分じゃないのかなあ?
ただし、曲を繋げなければいけないラジオ放送への考慮もある、との事ですけど。
例えばヒップホップやR&Bの場合、フェイド・アウトがほとんどなのはその為。
話はズレて、「曲の終わり方」 とはちょっと違い、「曲の構成」 になりますが ・・・。
わが国が誇る稀代のポップ・バンド、僕の大好きなスピッツ。
彼らの曲にはサビやアウトロではなく、Aメロで終わる構成になっている曲が多く見受けられます。
【Aメロ → Bメロ → サビ → 繰り返し → 間奏 → サビ】
みたいなパターンが多い中、Aメロで終わるって! という驚きがありました。
草野マサムネ氏、絶対に凝ってるんだと思います。秀才。
あ、あと、いわゆるポスト・ロック系には 「曲の始まり方」 に、
長い無音状態から、ゆ~~っくりと音がフェイド・インして立ち上がってくるという、
ひとつのパターンがありますね。
これもオンエアする際は、前述と同じ理由によりズバっと切ります(笑) 残念でした!
という訳で、エモ/ポップ・パンクの曲の終わり方。
もっと研究してみた方が良いと思うぞ。僕が編集作業で飽きるから!(笑)